2010年07月07日
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機甲艦隊ダイラガーXV

Written By: トーノZERO連絡先

スタッフ §

  • 放送局: テレビ東京系
  • 放送期間: 1982年3月3日から1983年3月23日
  • 企画:吉川進(東映テレビ事業部)及部保雄(東映エージエンシー)、斉藤侑(東映動画)
  • 原作:八手三郎
  • シリーズ構成:藤川桂介
  • 脚本:藤川桂介、田口成光
  • 音楽:横山菁児
  • キャラクターデザイン:清山滋崇
  • メカニックデザイン:Y&K、増尾隆之、村上克司
  • 作画監督:菊池城二、朴雪亨、今川よしみ、森利夫、金子大、しんそういち、金本周二
  • チーフデザイナー:椋尾篁
  • 美術:窪田忠雄、池田祐二、本間薫、伊藤豊、鹿野良行
  • チーフディレクター:森下孝三
  • 演出:森下孝三、伊東政雄、山内重保、生瀬昭憲、川田武範、箕ノ口克己、長尾斎、久岡敬史
  • コンテ:棚橋一徳、山内重保、落合正宗
  • 制作担当:佐伯雅久
  • 特殊効果:谷藤薫児、中島正之
  • 制作協力:大元動画
  • 撮影:岡芹利明→玉川芳行
  • 編集:祖田富美夫
  • 録音:蔵本貞司
  • 効果:伊藤修(フィズサウンドクリエイション)
  • 選曲:白井多美雄
  • 製作進行:伊東政雄、江幡宏之、栗山美秀、有迫俊彦、浅田裕二、渡辺正彦、長尾斎、根岸弘
  • 記録:樋口裕子
  • 現像:東映化学
  • 制作:東映動画、東映エージエンシー
  • OP:「銀河の青春」(作詞:藤川桂介、作曲:横山菁児、歌:川津恒一)
  • ED:「愛をつたえる旅」(歌:川津恒一)

 WikiPediaより

概要 §

 嵐に揉まれる帆船というアバンタイトルから始まり、花の手と翻るスカートしか出てこないエンディングで締める渋いアニメ。でも本当は15体合体という驚異の合体数のロボットアニメというミスマッチ。

感想 §

 というわけで、ほとんど見てません。でも、感想はあります。何しろ、15合体です。合体シーンは何回も見てます。ほとんど積み木です。ちなみに、数が多すぎるのか5人ずつクウ・ラガー、カイ・ラガー、リック・ラガーの3チームに分かれてそれぞれも合体します。(合体でロボになるわけではない)

 しかし、クウが空、カイが海はいいとして、リックが陸とはかなり強引なネーミングかもしれません。

 しかも、宇宙のロボットの戦闘アニメなのに、主題歌は「海へ行こうぜ♪」ですから、少しねじれています。ハーロックのように「宇宙の海はオレの海♪」とすら歌いません。宇宙を海に見立ててもいいよね、という問いかけ無しでいきなり海から宇宙に直結します。かなり強引です。

 しかし、合体する主人公チームが15人もいて、日本人、地球人以外に宇宙人も多いのはある意味で優れています。「地球を守る」と称して「守護神の地球唯一のロボット」に乗るのが全員日本人の子どもだと萎えちゃうわけだし。そういう描写は、実際には地球を守っていると言いつつ、子どもが空き地でやっているごっこ遊びの延長線でしかないわけです。いや、異分子がそもそも居ないというのは空き地以下かな。でも、異分子を許容するアニメというのは意外と多くありません。テッカマンのアンドロー梅田のような感じで、異分子も仲間になるケースは極めて少ないと思います。イデオンのギジェもそうかな。グレンダイザーは主人公が異星人で……と数える気になれば数えられてしまうのだろうと思います。

 だから、本当なら数少ない志の高いアニメの1本と数えても良いのでしょうが、やはり世間の評価はあまり高くないようで。